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pipal 渋谷宇田川 スタッフブログ

2017-06-29-Thu

ソムリエ 鈴木亮介、生産者を訪ねて。 vol.3

3日目。
まずはリヨンの駅に行きレンタカーを借ります。


シトロエン。マニュアルです、マニュアル車なんて教習所以来な気がします。
まず発進でエンストしました(笑)。
さて、本日の一軒目はボジョレー、ブルイィ村の『ジャン・クロード・ラパリュ』の元を訪ねます!
住所がナビで表示されにくいので近所の交差点まで来たら電話してくださいとの事。
ナビはアイフォンです、[Les quatre croix]と交差点を入力していざ出発。


ボジョレーはもう葡萄畑だらけで何もなく、道が正しいのかかなり不安です。
アイフォンの指示通りに交差点に到着。周りに何軒か家はあるけど大丈夫かなここで。
ちょっとドキドキしつつ、電話したらすぐにジャン・クロード・ラパリュさんご本人が迎えに来てくれました。
まずは挨拶をさせていただいて、日本からのお土産も渡して。
ジャンさんすごく感じのいい方です。


早速、畑を案内していただきました。ナチュラルなワインを造るジャン・クロード・ラパリュ、もちろん農薬なんかは使用しません。土も柔らかく、生きている事を感じさせます。脇には花も咲いています。
栽培している葡萄はガメイとシャルドネ、それから少量のピノノワール。
樹齢の違う区画、キュベの違う区画、剪定方法、栽培方法など丁寧に教えてくださいました。


とにかく、景色が綺麗です。「あのあたりまでがブルイィのエリアだね。」なんて教えていただいたり。


で、急に「サクランボ食べるか?」って聞かれてビックリ。畑の真ん中に大きなサクランボの樹がありました。


その場で無造作にもぎ取って「もちろんオーガニックだよ。」って、これがメチャクチャ美味しい。


それから醸造所へ、とてもシンプルで素朴な感じの建物です。カワイイ。


発酵はステンレスタンクでセミマセラシオンカルボニック。余計な物は何も入れません。


プレスはこちらの垂直式プレス。今回の訪問で驚いたのが垂直式プレスを使用している生産者がかなり多かった事。空圧式のバルーンプレスが近年は主流だと聞いていたのですが、ナチュラルな生産者の方々は垂直式プレスの方が葡萄がねじれたりする事もなく真っ直ぐに圧力をかけられるので、より優しく余計なエグミなどを抽出する事なくプレス出来るという事なんだそうです。よりシンプルになっていってるんですね。


熟成は小樽を使用しています。世界的に有名な生産者なのに予想より随分小さな所で造っているんだなという印象を受けました。本当に手作りなんです。


キュベによってはアンフォラも使用。酸素の浸透率が高いので、よりまろやかな味わいに仕上がります。


それから一緒にテイスティングを。日本では見た事のないキュベなんかもありました。
ジャン・クロード・ラパリュのガメイは染みる味わいかつエキスが濃厚なんです。
シンプルで素朴だけど力強く、優しい。
テロワールも勿論ですが、その味わいには彼の人柄が現れているんだと感じました。


熟成中のワインもテイスティングさせていただいて、葡萄のポテンシャルとフィネスを感じます。


最後に記念撮影のツーショット。
とても素敵な方で丁寧にご対応いただきました。
ジャン・クロード・ラパリュ、本当にありがとうございました。




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